ウイグル族のお墓
926年ウイグル族がカシュガルを初め仏教からイスラム教に改宗してから、イス
ラム文化がこの広い土地で普及されて、発展して来ました。
イスラム教で火葬は禁止されています。ですからウイグル人が亡くなったら土葬さ
れます。お墓の寝室は地上から約2〜2.5m深いです。家で遺体を奇麗に清めて
から(男性が男性死者を、女性は女性死者を清めます)、遺体にシルクか綿で作られた
白い着物を着せて、親戚、友達、近くの人々(全部男)が揺りかごに似ている輿(コシ)に載せてモスクまで持っ
て行って、葬式のお祈りをした後お墓まで運んで、埋葬(土葬)します。
白い着物の外に何も一緒に埋葬しません。
人間が生まれた時に裸で生まれるから、帰る時に何も持って帰りません。白い着物
だけです。ですからお墓の泥棒も来ないから安心してぐっすり眠れます。
お墓のことはウイグル語でMazar(マザル)と言います。静かのことですね。その反対
語はBazar (バザル)です。賑やかですね。カシュガルのバザルとマザルが面白いです。
(2000.11.18掲)